43号 新装地車より 河南町平石地車
秋祭りの地車曳行もほぼ終え ようやく一段落
43号 新装地車より 河南町平石地車の9月7日(日)に行われた修理完成入魂式と試験曳きの様子です。
平石地車は、南河内地域特有の仁輪伽地車(石川型)で製作年・製作大工・彫刻師は不詳。明治期に富田林市の美具久留御魂神社の氏地より購入と伝わっています。同じく磐船神社氏子地の 持尾地車の彫刻と作風が似ているような…同一彫刻師か同門の彫刻師か?
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今回 大下工務店にて本体・彫刻の洗い、錺金具の新調、柱の取替えし17センチ 背を高くするなどの工事が行われました。
43号 新装地車より 平野区加美正覚寺地車
加美正覚寺地車
6月29日(日)に修理完成入魂式が行われました。大阪市内唯一「泉州式」曳行を取り入れ、本格的な「やりまわし」が見られます。
午前9時に地車蔵を出発。鳴物は鳴らさず旭神社へと向かいます
江戸末期から明治初期に製作されたと推察される擬宝珠勾欄住吉型地車。平成9年に和泉市王子町より購入。今回 大下工務店にて「抜き腕」の交換を行いました。
大屋根
大屋根 車板
小屋根 枡合
午前10時 入魂式・清め払いを終え 神社を後にします。午後より試験曳きが行われました。
浄めのお神酒
大阪市生野区は市の南東部に位置し、区内七つの神社祭礼に十六台の地車がお目見えします。大阪市二十四区の中で最大の数を有しており、その中の二台を見学する機会を得たので、二回に分けてご紹介したいと思います。
中川地区は北東部に位置し、清見原神社の氏子として夏・秋の神社祭礼に、地車を曳行しています。中川地車は、昭和二十六年に大工『大重』事伊川重松、彫師 松田正幸・金光要により二代目地車が新調されます。
昭和五十六年 淡路島『梶内だんじり株式会社』での大修理を経て、平成十年に泉州岸和田『大下工務店』『木下彫刻工芸』により一回目の大改修が行われ、獅噛み・三枚板・隅障子等を残し、彫刻は新調されました。
平成十二年には獅噛みを。平成二十一年 前回同様『木下彫刻工芸』にて….
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~二十年振りに響く伊勢音頭~
加西市山枝町地車 薬師堂開帳記念曳行
平成二十五年 三重県伊勢市 伊勢神宮では、二十年に一度 社殿を造り替えて神座を遷す「式年遷宮」が秋に行われます。また、兵庫県姫路市 播磨国総社では、高さ約十八メートルに及ぶ巨大な「置き山」が登場する、二十年に一度の「三ッ山大祭」が春に行われました。 続きを読む →
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